診療内容

日帰り手術

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糖尿病網膜症

糖尿病網膜症とは

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症

日本では、糖尿病の可能性のある人は740万人といわれています。糖尿病の初期では自覚症状がほとんどないため軽視されがちですが、血糖の高い状態がつづくことで、全身にいろいろな糖尿病の合併症を引き起こします。その合併症のひとつが糖尿病網膜症になります。

目の1番奥、眼底には網膜という神経の膜があり(カメラでいうとフィルムに相当します)、多くの毛細血管があります。糖尿病の患者さんの血液は、糖分が多く固まりやすい状態になっているため、その細かい血管がつまったり、やぶれて出血したりします。これが糖尿病網膜症の原因となります。

糖尿病網膜症は日本人の失明の第2位ですが、病気の初期には自覚症状がありませんので、糖尿病の方は見にくさなどの症状がなくても眼科で定期的に検査を受けることが非常に大事です。

検査方法

眼底検査

眼底検査
目の1番奥にある網膜の状態をくわしく調べるため眼底検査を行います。検査の前に目薬で瞳孔を開きます(散瞳)。まぶしくて近くが見えない状態が約4時間続きますが、自然に元に戻ります。散瞳検査をする日はできるだけお車の運転での受診はお避け下さい。

蛍光眼底造影検査
網膜がどの程度傷害されているか、血の巡りが悪くなっているかを造影剤を使用してより詳細に調べる検査です。ある程度網膜症が進行した場合に必要になります。

眼底3次元画像解析(OCT)
当院では最新の検査機器を利用して糖尿病網膜症による網膜の腫れ(黄斑浮腫)の程度を精査しております。これによって現在の患者様の眼の状態や治療の効果をより正確に評価することが出来ます。

糖尿病網膜症の治療方法

レーザー治療
レーザー光凝固術は、網膜の栄養不足の場所にレーザーを照射して、新生血管の発生を防いだり、網膜の血流障害を改善する方法です。この治療で視力が回復するわけではありませんが、網膜症の進行を阻止する大事な治療になります。外来で行い、点眼麻酔後1回約10分程度で終わります。

薬物治療(ケナコルトテノン嚢内注射、アバスチン硝子体内注射)
当院では網膜の腫れ(黄斑浮腫)による視力低下に対しては、手術の前にまずはステロイド(ケナコルト)やアバスチン(悪い血管の成長を抑えたり、血管からの水漏れを減らす新しいお薬です)などの最新のお薬による病気の改善を目指しています。
アバスチンは大腸がんのお薬ですので、眼球に使うのは保険適応外の治療になりますが網膜の病気に対する効果は様々な研究で認められています。アバスチンを使用できる施設は限られておりますが、患者様にとっては非常に有益な最新の治療です。また網膜静脈閉塞症や緑内障などの糖尿病網膜症以外の病気にも非常に効果的なことがあります。ご希望、ご興味のある方はお気軽にご相談下さい。

手術療法
糖尿病網膜症による眼内の出血(硝子体出血)や黄斑浮腫が薬物でも改善しない場合は硝子体手術が適応になる事があります。以前は大きな傷跡を伴うため、原則入院治療が必要でしたが、現在は小さな創口から手術ができるようになり、症例によっては日帰り手術も可能になってきています。